志望している会社で働く先輩の話を聞きたいと思い、OB・OG訪問をすることにしました。けれども、最初の連絡に何を書けばいいのか、当日に何を聞けばいいのか、終わったあとにどう連絡すればいいのかが分からず、送信のボタンを押せずにいます。
この記事を読み終えると、申し込む前に決めること、申し込みの連絡の書き方と例、当日の進め方、お礼の連絡の例、困ったときの相談先が手元に残ります。
先に、この記事の立場を書いておきます。「OB・OG訪問をすると選考で有利になる」とは書きません。会社が選考で何を見るかは、外からは分からないからです。決まりは、厚生労働省のページと政府の要請で確かめたことだけを書き、末尾の参考欄に出どころと確かめた日を載せています。連絡の例は、すべて架空の「例」です。
この記事の結論
OB・OG訪問は、聞きたいことを先に決め、会社が訪問の時間や場所、連絡の方法を決めていれば、それに沿って申し込みます。
当日は、決めた時間の中で聞きたいことから順に聞き、聞いたことは、どの部署の人から聞いたかと一緒に書き留めます。
2026年10月1日から、OB・OG訪問で会社の社員を訪ねる人も、会社が求職者等へのセクシュアルハラスメントを防ぐ措置をとる対象に含まれています。困ったことがあれば、大学のキャリアセンターや都道府県労働局などに相談できます。
申し込む前に決めること
聞きたいことを決める最初に
会社の公表資料や採用ページを読んでも分からなかったことを、質問の形にします。調べ方は、企業研究のやり方の記事にまとめています。
会社のルールを確かめる次に
会社の採用ページや案内に、OB・OG訪問の受け付け方、時間や場所、連絡の方法が書かれていないかを確かめます。書かれていれば、それに沿って申し込みます。
連絡の手段を決める申し込む前
大学のキャリアセンターや会社の窓口など、どこを通して申し込むかを決めます。
厚生労働省のページによると、令和7年に改正された男女雇用機会均等法により、令和8年(2026年)10月1日から、会社には求職者等に対するセクシュアルハラスメントを防ぐ措置をとることが義務づけられました。ここでいう求職者等には、OB・OG訪問で会社の社員を訪ねる人も含まれ、会社は、面談の時間や場所、やり取りに使うSNSの種類など、求職活動に関するルールをあらかじめ明確にして、求職者等にも知らせる必要があるとされています。
申し込みの連絡
申し込みの連絡では、名乗り、どこで連絡先を知ったか、聞きたいこと、候補の日時を、一通にまとめて書きます。メールの組み立ては、就活のメールと電話の記事にまとめています。
申し込みのメールの例(架空)
株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様
〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇です。大学のキャリアセンターで、〇〇様のご連絡先を伺いました。
貴社の〇〇の仕事について、入社後に担当される業務の流れを伺いたく、ご連絡いたしました。お時間をいただける場合は、貴社の決まりに沿った日時と方法を教えていただけますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
当日の進め方
名乗って、時間をもらったお礼を言う最初に
大学名と氏名を名乗り、時間をもらったお礼を言います。終わりの時間を確かめておきます。
聞きたいことから順に聞くあいだ
決めておいた質問のうち、いちばん聞きたいことから聞きます。答えを聞いたら、分かったことを一言返します。
書き留めるあいだ
聞いたことは、どの部署の人から聞いたかと一緒に書き留めます。あとで志望動機の材料にするときに、どこで知ったかを言えるようにするためです。
時間どおりに終える最後に
確かめておいた時間で終え、お礼を言います。
同じ厚生労働省のページは、求職活動には、SNSなどのオンラインで行われるものや、飲食店など社員がふだん働いている場所以外で行われるものも含まれるとしています。会社のルールに無い時間や場所、私的な連絡先でのやり取りを求められて不安を感じたときは、応じる前に、大学のキャリアセンターや会社の相談窓口に相談します。
お礼の連絡
訪問のあとは、時間をもらったお礼と、聞いた話の中で特に参考になったことを一つ書いて送ります。
お礼のメールの例(架空)
株式会社〇〇 〇〇部 〇〇様
〇〇大学〇〇学部の〇〇〇〇です。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。
入社後の一年目に、先輩と組んで〇〇の仕事を担当されたお話を伺い、仕事の進め方を具体的に考えられるようになりました。伺ったことをもとに、企業研究を続けます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
困ったときの相談先
厚生労働省のページによると、求職者等に対するセクシュアルハラスメントについては、会社が設けている相談窓口のほか、大学のキャリアセンターなど教育機関の相談窓口にも相談でき、どちらに相談するかは自分で決められます。都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)にも相談できるとされています。政府の28卒向けの要請も、この法改正を踏まえ、採用選考に関わる社員や学生へのルールの周知などを企業に求めています。
OB・OG訪問の前に確かめること0 / 4 完了
聞いた話は、その日のうちに、企業研究の表の空いていた欄に書き足してください。話を聞いた日と相手の部署も添えておくと、面接で「どこで知ったのですか」と聞かれても答えられます。
よくある質問
OB・OG訪問は、選考に関係しますか?
この記事では書きません。会社が選考で何を見るかは、外からは分からないからです。会社の案内に、訪問の扱いが書かれていれば、それを確かめます。
何人くらいに会えばいいですか?
この記事では、数の目安は書きません。聞きたいことが答えられる人に会えたかで決めます。
聞いた話を、エントリーシートに書いてもいいですか?
書くときは、どの部署の人から聞いたかが分かるように書きます。社員の名前を書くときは、本人に確かめてからにします。
食事に誘われたら、どうすればいいですか?
会社のルールに無い誘いで不安を感じたら、応じる前に、大学のキャリアセンターや会社の相談窓口に相談します。厚生労働省のページは、私的な食事にしつこく誘うことを、求職者等に対するセクシュアルハラスメントの例に挙げています。
参考にした公的資料
制度・日程・法律についての説明は、次の公的機関のページで確かめたものだけを書いています。確かめた日も添えています。
厚生労働省 Webマガジン「求職活動等をする方を守るために ― 求職者等に対するセクシュアルハラスメント対策の新ルール」(2026年9月1日)
https://www.mhlw.go.jp/
内閣官房ほか「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」(令和8年3月24日、PDF)
https://www.cas.go.jp/
聞いた話を材料にするための記事と、メールの組み立ての記事を並べておきます。
【完全無料】
聞きたいことの整理を、一緒に
はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。求人は、探してほしいと言われたときだけお送りします。
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