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転職の面接 転職向け

転職の面接|転職理由・退職理由・前の職場の話を、事実と次の仕事でつなぐ

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転職の面接が決まりました。職務経歴書は書き上げたものの、面接で「なぜ転職するのですか」「なぜいまの会社を辞めるのですか」と聞かれたら、何をどこまで話せばいいのかが決まっていません。本当の理由には、仕事の量や職場の人間関係も入っています。正直に話すべきか、言い換えるべきかで迷っています。

この記事を読み終えると、転職理由と退職理由を分けて組み立てる手順、不満が理由のときの話し方、前の職場の話をするときに守ること、面接の前に準備する質問の一覧が手元に残ります。

先に、この記事の立場を書いておきます。「この理由なら通る」という言い切りはしません。面接で何を確かめるかは会社が決めることで、外からは分からないからです。転職の相場や業界の傾向も書きません。書くのは、自分の事実から理由を組み立てる手順だけです。例はすべて架空のものです。

この記事の結論

転職理由は「次の仕事で何をしたいか」、退職理由は「いまの職場を離れる事情」です。分けて準備してから、一本の話につなげます。

話す材料は事実だけにします。不満が理由でも、事実と、自分が試したことと、次に何を求めて動くのかを話し、前の職場の批判で終えません。

前の職場の話は、職務経歴書に書いた事実とそろえ、社外に出せない情報は話しません。

転職理由と退職理由を分ける

転職の面接では、理由について二つの方向から聞かれることがあります。一つは「なぜ転職するのか、なぜこの会社なのか」という前を向いた理由、もう一つは「なぜいまの職場を離れるのか」という後ろの事情です。この記事では、前者を転職理由、後者を退職理由と呼びます。

二つを一度に考えると、どちらの質問にも、いまの職場の事情だけを答えることになりかねません。先に分けて準備し、最後に「この事情があり、次はこれをしたいので、この会社に応募した」という一本の話につなげます。

職務経歴書の「退職理由」の欄

厚生労働省のパンフレット『職務経歴書の作り方』は、職務経歴書に退職理由を書く場合、「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」のように簡単に書くとしています。具体的な理由を伝えたい場合はていねいに書き、前向きな表現を心がけ、前の会社の批判はしない、とされています。面接で話す内容も、書類と食い違わないようにそろえます。

理由を組み立てる三つの段

転職理由と退職理由は、どちらも同じ三つの段で組み立てます。事実、判断、次です。

事実:何があったか

担当していた仕事、役割、職場で起きた変化を、数や期間を入れて書き出します。気持ちや評価の言葉は、この段には入れません。

判断:そこで何を考え、何を試したか

事実に対して、自分がどう考え、いまの職場で何を試したかを書きます。異動の希望を出した、仕事の進め方を提案した、のような行動です。

次:次の職場で何をしたいか

試したことの結果を踏まえて、次の職場で何をしたいかを書きます。応募先の事業や仕事のどこにつながるかまで書けると、「なぜこの会社か」の答えになります。

事情だけで終わる例(架空)

仕事の量が多く、上司とも考え方が合わなかったので、辞めることにしました。

三つの段で組み立てた例(架空)

〇〇の業務を4年担当し、受注から納品までの手順の見直しを提案して、一部を進めてきました(事実と判断)。ただ、いまの会社では△△の仕事に関わる部署が無く、異動の希望も出しましたが、実現しませんでした(事実)。△△の仕事に正面から関わりたいと考え、△△の事業を持つ御社に応募しました(次)。

→ 組み立てた例には、担当した期間、自分が試したこと、それでも実現しなかった事情、次にやりたいことと応募先のつながりが入っています。事情だけの例は、何を求めて動くのかが分からず、聞いた側は次の質問で一つずつ確かめることになります。

不満が理由のときの話し方

退職の事情に、仕事の量や職場の人間関係のような不満が入っていても、理由を作り替える必要はありません。作り替えた理由は、深掘りされたときに事実と合わなくなります。

話すときは、不満の言葉を、事実の言葉に置き換えます。「残業が多かった」なら、何の仕事で、どのくらいの期間、どういう状態が続いたかです。そのうえで、自分がその状態に対して何を試したか、次の職場ではどういう働き方で何をしたいかを続けます。

前の職場や上司を評価する言葉で終えないことも決めておきます。評価の言葉は、聞く側には確かめようが無く、話がそこで止まってしまいます。事実と自分の行動で話していれば、聞く側は次の質問で中身を確かめられます。

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理由を書き出したら、「前の職場の人がこの答えを聞いても、事実として否定できないか」を確かめてください。否定されうる言葉(「誰も」「いつも」「まったく」)が入っていたら、数や期間に置き換えます。

前の職場の話をするときに守ること

面接では、前の職場(在職中なら、いまの職場)での仕事について詳しく聞かれることがあります。話す前に、二つのことを決めておきます。

一つ目は、職務経歴書と同じ事実で話すことです。期間、役職、担当した人数、実績の数字は、提出した職務経歴書のコピーを見て、面接の前に確かめておきます。書類と話の数字がずれると、どちらが正しいのかを確かめる質問に時間を使うことになります。

二つ目は、社外に出してはいけない情報を話さないことです。取引先の名前や、公開されていない数字、社内の計画などがそれにあたります。勤め先の就業規則や契約で決まっていることがあるので、迷う情報は伏せて、「ある業界の取引先」「前年より二割ほど」のように、言える形に置き換えます。

面接の前に準備する質問

転職の面接で聞かれうる質問を、準備する順に並べます。答えは、三つの段で組み立てたものを、質問ごとに短く言い切る形にしておきます。

答えを準備しておく質問0 / 7 完了

入社できる時期は、退職を申し出てから退職するまでの期間によって変わります。在職中なら、勤め先の就業規則で退職の申し出について何と決まっているかを、面接の前に確かめておきます。

希望する条件は、相場の数字から考えるのではなく、自分の側の事情から準備します。いまの条件と、譲れない条件、その理由です。この記事では年収の相場は書きません。公的な出どころの無い数字を、判断の基準にしないためです。

答えの組み立ての練習には、面接対策150問の「組み立ての道筋」と「重ねて聞かれること」が使えます。150問は新卒の面接向けに作ったものですが、自己紹介や逆質問のように、転職の面接でも問いの形が同じものがあります。

よくある質問

本当の退職理由が、職場の人間関係です。正直に話すべきですか?

理由を作り替える必要はありません。作り替えた理由は、深掘りされたときに事実と合わなくなります。人や職場を評価する言葉ではなく、何が続いていたかという事実と、自分が試したこと、次の職場で何をしたいかを話します。

まだ在職中で、会社に退職を伝えていません。面接で聞かれたら、どう答えればいいですか?

事実のとおり、在職中で、内定が決まってから退職を申し出る予定だと答えます。入社できる時期を聞かれたときのために、勤め先の就業規則で、退職の申し出について何と決まっているかを確かめておきます。

前の会社の悪いところを聞かれたら、どう答えればいいですか?

事実を一つ挙げ、それに対して自分が何を試したかを話します。評価の言葉で終えず、次の職場で何をしたいかにつなげます。

希望の年収を聞かれたら、いくらと答えればいいですか?

この記事では年収の相場は書きません。自分の側の事情から準備します。いまの年収、譲れない条件、その理由を言えるようにしておき、応募先の求人票に書かれた条件と照らし合わせます。

参考にした公的資料

制度・日程・法律についての説明は、次の公的機関のページで確かめたものだけを書いています。確かめた日も添えています。

厚生労働省『職務経歴書の作り方』(パンフレット、令和5年5月)
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/syokurekisyo_pamphlet_202306.pdf(2026年10月8日に確認)

公的機関のページは改められることがあります。手続きの前に、そのときのページで確かめてください。

面接で話す数字や期間は、職務経歴書と同じものを使います。職務経歴書の書き方と、面接で答えなくていい質問の記事も、続けて読める記事として並べておきます。

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転職の面接の前に、話す理由を一緒に整理する

はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。面談のあとは、職務経歴書を見たり、模擬面接をしたりできます。どれを進めるかは、面談の最後に決めます。

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この記事を書いた人

就活ノート編集部

OnlyLife 就活ノート

体育会学生の新卒就職支援を専門にする OnlyLife 株式会社の社内チームで、エントリーシートの添削と模擬面接を担当しています。面接対策150問や公的機関の資料を使った記事は、本文末の参考欄や根拠欄に出どころを記しています。読んで納得して終わる記事ではなく、読みながら手が動く記事だけを出す方針です。

編集・監修:就活ノート編集部 / 担当領域:転職の面接・職務経歴書 / 編集部の記事一覧