面接の日が決まりました。話す内容は少しずつ準備できてきたのに、当日の動き方が分かりません。受付で何と言えばいいのか、部屋にはいつ入ればいいのか、オンラインのときは何を試しておけばいいのか。調べるほど細かい作法が出てきて、どれを守ればいいのかが決められずにいます。
この記事を読み終えると、面接の日を五つの場面に分けた流れと、場面ごとにやることの一覧が手元に残ります。オンライン面接については、前日までに試しておくことを、チェックリストにしてあります。
先に、この記事の立場を書いておきます。細かい作法を一つずつ覚えることは勧めません。作法は会社や部屋の作りによって変わり、覚えた形がその場に合わないことがあるからです。代わりに、どの場面でも「相手の案内を待って、それに従う」ことを軸にします。
この記事の結論
面接の日は、受付・待合・入室・質疑・退室の五つの場面に分けて、場面ごとにやることを前日までに決めておきます。
作法で迷ったら、相手の案内に従います。案内が無いときだけ、この記事の手順の一例を使います。
オンライン面接は、使うアプリ・音声・映像・通信・つながらないときの連絡先の五つを、前日までに試しておきます。
面接の日を五つの場面に分ける
面接の日の動きは、会場に着いてから帰るまでを五つに分けると、準備することがはっきりします。受付、待合、入室、質疑、退室です。オンライン面接では、受付と待合が「接続して待つ時間」に置き換わります。
それぞれの場面で、自分がやることは多くありません。名乗る、待つ、合図を待って入る、聞かれたことに答える、お礼を言って出る。準備で決めておくのは、この五つを言葉と動きにしたときの中身です。
受付会場に着いたら
受付で、大学名・氏名・面接の予定の時刻を伝えます。案内のメールに担当の部署や担当者の名前があれば、それも添えます。
待合呼ばれるまで
案内された場所で待ちます。スマートフォンは音が出ない設定にして、応募書類の控えと案内のメールを見直します。
入室呼ばれてから
合図を待って部屋に入り、名乗ります。座るのは、座るよう案内されてからです。
質疑面接の本体
聞かれたことに答えます。自己紹介、志望理由、経験の深掘り、最後の逆質問が、この時間に入ります。
退室終わりの合図のあと
お礼を言って部屋を出ます。建物を出るまでは、まだ会社の中にいると考えて動きます。
受付と待合でやること
受付と待合は、話す内容とは関係が無いように見えます。それでも、ここで慌てると、最初の質問に答えるときまで落ち着かないままになります。着く時刻と、受付で言う一文は、前日に決めておきます。
着く時刻の決め方
何分前に着くかの指定が案内に書いてあれば、それに従います。書いていなければ、面接の予定の時刻から逆算して、自分で受付の時刻を決めます。電車の遅れに備えて早めに出て、早く着きすぎたときは、建物の外で時間を調整してから受付に向かいます。
受付が早すぎると、相手の準備の途中に入ってしまうことがあります。遅れそうなときは、分かった時点で、案内のメールにある連絡先に電話します。連絡先は、当日の朝にすぐ出せる場所に控えておきます。
受付で言う一文
受付では、誰が、何の用で来たかが伝われば足ります。長く話す必要はありません。
伝わりにくい例(架空)
「あの、面接で来たんですけど……」
伝わる例(架空)
「〇〇大学の〇〇と申します。本日〇時から、人事部の〇〇様との面接のお約束をいただいています。」
→ 大学名・氏名・予定の時刻・相手の四つが入ると、受付の人は確認の電話を一本かけるだけで済みます。
待合で手元に置くもの
待合の時間は、新しいことを覚える時間ではありません。提出した応募書類の控えを読み返して、書いた内容と話す内容がずれないかを確かめます。案内のメールも開いておき、面接の担当者の名前や、終わったあとの案内があるかを見ておきます。
待合の場所にも、会社の人が出入りします。案内してくれた人に会釈をする、呼ばれたらすぐ返事をする、という程度の動きを決めておけば足ります。
入室から着席まで
入室の手順は、部屋の作りや、面接の担当者が先にいるかどうかで変わります。ここでは、ドアのある部屋に、担当者が先にいる場合の手順の一例を挙げます。担当者から別の案内があれば、そちらを優先してください。
合図をしてから入る
ドアが閉まっていれば、ノックをして返事を待ちます。返事が聞こえたら「失礼します」と言ってドアを開け、入ってから静かに閉めます。
椅子の横で名乗る
椅子の横まで進み、大学名と氏名を名乗ります。「本日はよろしくお願いいたします」と添えて、一礼します。
案内を待って座る
「どうぞ」と案内されてから座ります。荷物は、椅子の横の床に置きます。
間違えたと思っても、その場でやり直す必要はありません。ドアを閉め忘れたら「失礼しました」と言って閉めれば済みます。作法の細かい違いより、そのあとの最初の質問に落ち着いて答えることのほうに準備の時間を使います。
入室の前に確かめること0 / 4 完了
質疑の時間に気をつけること
質疑の時間が面接の本体です。何を話すかは、質問ごとの記事と面接対策150問で準備します。ここでは、どの質問にも共通する動き方だけを挙げます。
一つ目は、聞かれたことに答えてから、補足を足す順番です。結論が後ろに回ると、相手は質問と答えの対応を探しながら聞くことになります。最初の一文で質問に答え、理由や経験はその後ろに置きます。
二つ目は、質問の意味が取れなかったときの動き方です。分からないまま答え始めるより、「〇〇という意味でよろしいでしょうか」と確かめてから答えます。聞き返すことは、質問を正しく受け取るための手順です。
三つ目は、話の長さです。冒頭の自己紹介のように時間を指定される質問は、指定の長さで話せる原稿を用意しておきます。長さの調整のしかたは、自己紹介の記事にまとめています。
面接対策150問では、見本を隠して自分で答えを考えてから、見本と比べる練習ができます。答えられるようになった問いには「準備OK」のチェックを付けられるので、面接の前日に、チェックの無い問いだけを声に出して確かめてください。
退室と、その日のうちにやること
終わりの合図があったら、座ったままお礼を言い、立ち上がって椅子の横で一礼します。ドアの前でもう一度向き直って「失礼いたします」と言い、静かに部屋を出ます。案内してくれた人がいれば、出口までその人の案内に従います。
建物を出たら、その日のうちに、聞かれた質問と自分の答えを書き出します。答えに詰まった質問には印を付けておきます。次の面接で同じ形の質問が出たときに、印を付けた質問から準備を始められます。
面接のあとにお礼のメールを送るかどうかは、決まりではありません。送る場合は、面接の時間を取ってもらったお礼と、面接で印象に残った話を一つだけ書き、短くまとめます。選考の結果を尋ねる文は入れません。結果の連絡の時期は、面接の最後か案内のメールで伝えられることがあるので、そちらを待ちます。
オンライン面接の準備
オンライン面接は、会場に行かない代わりに、つながる環境を自分で用意する面接です。音が出ない、映らない、つながらない、という困りごとは、前日までに試しておけば、当日より前に気づけます。
前日までに試しておくこと
まず、案内に書かれたアプリやURLを使って、実際に接続してみます。アプリの入れ直しや更新が必要になることがあるので、前日の夜では遅い場合があります。音声はイヤホンマイクを使うと、周りの音を拾いにくくなります。
映像は、カメラが目の高さに来るように、パソコンの下に本や箱を置いて調整します。顔に光が当たる向きに座り、背景に映るものを片づけます。通信が不安なときは、面接の時間帯に家の人が大きな通信を使わないよう頼んでおきます。
オンライン面接の前日に確かめること0 / 7 完了
当日の動き
開始の時刻より前に接続して、待合の画面で待ちます。つながったら、対面の入室と同じように、名乗ってから話し始めます。相手の声が途切れたときは、聞き取れたふりをせず「音声が途切れてしまいました。もう一度お願いできますか」と伝えます。
回線が切れて戻れないときは、すぐに案内の連絡先へ電話かメールで連絡します。オンライン面接で起きた接続の不具合は、つながるように動いたかどうかが残るだけなので、慌てて自分で判断せず、相手の指示を待ちます。
よくある質問
入室の作法を間違えたら、それだけで不合格になりますか?
作法の細かい違いが合否にどう扱われるかは、会社によって違い、外からは分かりません。この記事では、迷ったときは相手の案内に従い、間違えたら一言わびて続ける手順にしています。作法より、そのあとの質問に答えることに準備の時間を使います。
服装の指定が「自由」と書かれているときは、何を着ればいいですか?
案内の文言をそのまま読み、意味が分からなければ、案内の連絡先に問い合わせます。聞けば、推測で決めずに済みます。問い合わせの文面は、大学名と氏名、面接の日時、聞きたいことを一つだけ書けば足ります。
オンライン面接の途中で回線が切れたら、どうすればいいですか?
案内のメールにある連絡先に、すぐ電話かメールで連絡します。前日までに連絡先を紙に書いて手元に置いておくと、画面が止まった状態でも連絡できます。再接続の方法は、相手の指示に従います。
面接のあとのお礼のメールは、送らないといけませんか?
決まりではありません。送る場合は、時間を取ってもらったお礼と、面接で印象に残った話を一つだけ書き、短くまとめます。選考の結果を尋ねる文は入れません。
当日の動き方が決まったら、話す内容の準備に戻ります。面接の冒頭で話す自己紹介と、最後の逆質問の記事を、続けて読める記事として並べておきます。
【完全無料】
面接の前に、当日の動きと話す内容を一緒に確かめる
はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。面談のあとは、書類を見たり、模擬面接をしたりできます。
LINEで相談する※相談は無料です。LINEで申し込めます。面談は最短当日です。