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自己分析のやり方|経験を書き出し、動き方を言葉にして、ESと面接で使えるかを確かめる

自己分析のやり方を解説する記事のアイキャッチ画像

「まずは自己分析から」と言われて、診断のサイトをいくつか試しました。結果の言葉はどれもそれらしいのに、エントリーシートに書こうとすると、何を書けばいいのかが分かりません。自己分析をどこまでやれば終わりなのかも、決められずにいます。

この記事を読み終えると、自己分析を、経験を書き出す・共通する動き方を見つける・言葉にして確かめる、の三つの作業に分けた手順と、出てきた言葉をエントリーシートと面接で使えるかを確かめる方法が手元に残ります。

先に、この記事の立場を書いておきます。「診断で向いている仕事が分かる」とは書きません。診断の結果は、自分の経験を言葉にするための材料の一つとして使います。言葉の出どころは、いつも自分の経験の事実に置きます。

この記事の結論

自己分析は、経験を書き出す、共通する動き方を見つける、言葉にして確かめる、の順に進めます。

自己分析チェックや、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)の自己診断ツールの結果は、言葉を探す材料に使います。結果だけで向き不向きを決めません。

出てきた言葉は、自己PR・ガクチカ・志望理由・面接の答えで使えるかを確かめ、使えない言葉は外します。

自己分析でやること

自己分析のゴールは、自分を一言で言い表すことではありません。エントリーシートと面接で、聞かれたことに自分の経験の事実で答えられる材料をそろえることです。そのための作業を三つに分けます。

経験を書き出す材料

学校、アルバイト、部活やサークル、家のこと、一人で続けていることなど、場面ごとに出来事を書き出します。

共通する動き方を見つける材料から

書き出した出来事を並べて、自分が何度も同じように判断したり、動いたりしている点を探します。

言葉にして確かめる仕上げ

見つけた動き方を短い言葉にして、エントリーシートと面接の質問に、その言葉と事実で答えられるかを確かめます。

経験を書き出す

書き出すときは、大きな出来事を探さなくて構いません。自分で何かを決めた場面があれば、規模に関係なく材料になります。

場面ごとに、出来事を書き出す30分

学校、アルバイト、部活やサークル、家のこと、一人で続けていること、の場面ごとに、思い出せる出来事を一行ずつ書きます。

出来事ごとに、自分が決めたことを書く30分

その出来事の中で、自分が決めたことと、決めた理由を書きます。決めたことが無い出来事は、外して構いません。

周りがどう動いたかを書く15分

自分が決めたあとに、周りの人がどう反応したか、何が変わったかを書きます。

紙に3列を引いて、左に事実、中央に自分の判断と行動、右に相手の反応を書く方法は、自己PRの記事で詳しく扱っています。特別な経験が無いと思っている人は、ガクチカが無いと思っている人への記事から始めます。

共通する動き方を見つける

書き出した出来事を並べて、自分が決めたことの理由を読み比べます。場面は違っても、理由が似ている出来事が見つかります。たとえば「ほかの人が困っているのに気づいて、仕組みを変えた」が、アルバイトでもゼミでも出てくる、という形です。

見つけた動き方には、それぞれ二つ以上の出来事を結びつけておきます。一つの出来事だけで決めた言葉は、面接で「ほかの場面ではどうでしたか」と重ねて聞かれたときに、話が続きません。

出来事が一つだけの例(架空)

私の強みは、周りを巻き込む力です。サークルの合宿で、全員の予定を調整して実施しました。

出来事を二つ結びつけた例(架空)

私の強みは、困っている人に気づいて、仕組みのほうを変えることです。アルバイト先では、新しく入った人が質問しにくい様子を見て、質問を書き込める紙を休憩室に置きました。ゼミでは、発表の準備が一人に集中していたので、担当の割り振り表を作りました。

→ 二つ目の例は、場面の違う二つの出来事が、同じ動き方(気づいて、仕組みを変える)でつながっています。一つ目の例は、強みの言葉と出来事の結びつきが一つしか無く、何をしたのかも書かれていません。

言葉にして確かめる

動き方を言葉にするときに、言葉が出てこないことがあります。そのときは、チェックや診断の結果を、言葉を探す材料に使います。

自己分析チェックを使う

このサイトの自己分析チェック(80問)は、質問に4段階で答えると、対人・発信、協調・支援、計画・遂行、挑戦・変化、安定・平常心の5つの傾向の強さが出るチェックです。傾向ごとに、強みになりうること、気をつけたい点、面接で聞かれうる質問、自己PRの言い換え例が出ます。心理検査や医学的な診断ではありません。

結果が出たら、強く出た傾向と弱く出た傾向を一つずつ選び、それぞれに当てはまる出来事を、書き出した紙から探します。当てはまる出来事が見つかった傾向だけを、自分の言葉の候補にします。

厚生労働省の job tag を使う

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)には、自分の興味・価値観や、能力的な特徴に関する検査から、自分に合った職業を探せる「自己診断ツール」があります。職業の情報も、ジョブ・タスク・スキルの観点から載っています。

結果に出た職業は、そのまま志望先にするためではなく、自分の興味や価値観を言葉にする材料として使います。気になった職業の仕事の内容を読んで、自分の経験のどこと重なるかを書き出します。

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チェックや診断の結果の言葉は、それだけを書くと、誰にでも当てはまる文になってしまいます。結果の言葉を使うときは、必ず自分の出来事を一つ添えてください。添える出来事が見つからない言葉は、使わずに残しておきます。

エントリーシートと面接で使えるかを確かめる

言葉の候補ができたら、実際の質問に答えてみて、使えるかを確かめます。

強みの質問に答える自己PR

面接対策150問の強みのテーマ(Q11〜Q15)で、見本を隠して答えます。強みの言葉と、二つの出来事で答えられるかを確かめます。

力を入れたことの質問に答えるガクチカ

ガクチカのテーマ(Q26〜Q30)で、同じ言葉が使えるかを確かめます。書き方はガクチカの記事にまとめています。

志望理由とつなげる志望理由

自分の動き方が、志望する会社の仕事のどこで使えるかを書きます。調べる手順は志望理由の記事にまとめています。

どの質問にも使えなかった言葉は、外して構いません。自己分析は、使える言葉が一つ見つかったところで、エントリーシートと面接の準備に進みます。

自己分析を終える目安0 / 5 完了

よくある質問

自己分析は、どこまでやれば終わりですか?

強みや力を入れたことの質問に、自分の言葉と二つ以上の出来事で答えられるようになったら、エントリーシートと面接の準備に進みます。答えを書きながら足りない材料が見つかったら、そのときに経験の書き出しに戻ります。

診断の結果が、自分の感覚と合いません。

結果は、言葉を探す材料の一つです。自分の出来事と合わない結果は、使わなくて構いません。言葉の出どころは、いつも自分の経験の事実に置きます。

自己分析チェックの結果を、エントリーシートにそのまま書いてもいいですか?

そのまま書くと、誰にでも当てはまる文になってしまいます。自己PRの言い換え例も、言い回しを借りるだけにして、自分の出来事の固有の事実に置き換えます。

書き出せる経験が、ほとんどありません。

大きな出来事でなくても、自分で何かを決めた場面は材料になります。題材の選び方は、ガクチカが無いと思っている人へ、の記事で扱っています。

参考にした公的資料

制度・日程・法律についての説明は、次の公的機関のページで確かめたものだけを書いています。確かめた日も添えています。

厚生労働省「「job tag(職業情報提供サイト)」をリニューアルしました」(報道発表、令和6年3月27日、PDF)
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001233665.pdf(2026年10月9日に確認)

厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)
https://shigoto.mhlw.go.jp/User(2026年10月9日に確認)

公的機関のページは改められることがあります。手続きの前に、そのときのページで確かめてください。

言葉が一つ見つかったら、エントリーシートの準備に進みます。自己PRとガクチカの記事を、続けて読める記事として並べておきます。

自己PRの書き方を解説する記事のサムネイル 次に読む 自己PRが書けない原因は経験不足ではありません|紙1枚で素材を出す手順 紙1枚で素材を出して5文に収め、字数に合わせて足し引きする手順です。 shukatsu-products.pages.dev/note ガクチカの書き方を解説する記事のサムネイル あわせて読みたい ガクチカの素材は「困りごと」の側にあります|28卒向けの棚卸しと型 誰が何に困っていたかから逆算して素材を出す手順です。 shukatsu-products.pages.dev/note

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書き出した経験から、使える言葉を一緒に探す

はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。面談のあとは、書いたエントリーシートを見ることもできます。どれを進めるかは、面談の最後に決めます。

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この記事を書いた人

就活ノート編集部

Only Life 就活ノート

体育会学生の新卒就職支援を専門にする Only Life 株式会社の社内チームで、エントリーシートの添削と模擬面接を担当しています。面接対策150問や公的機関の資料を使った記事は、本文末の参考欄や根拠欄に出どころを記しています。読んで納得して終わる記事ではなく、読みながら手が動く記事だけを出す方針です。

編集・監修:就活ノート編集部 / 担当領域:ES・自己PR・ガクチカ・自己分析 / 編集部の記事一覧