一次面接の通過の連絡が来ました。次は二次面接です。一次と同じ準備で臨んでいいのか、何かを変えるべきなのかが分かりません。調べると「二次は現場の人が見る」「最終は意思確認」といった説明が出てきますが、受ける会社でも同じなのかは書いてありません。
この記事を読み終えると、受ける会社の面接が段階ごとにどう違うかを確かめる手順と、面接のたびに残す記録の形、段階に合わせて準備を深くする順番が手元に残ります。
先に、この記事が採らない立場を書いておきます。「一次では〇〇を見ている」という言い切りは書きません。面接の回数も、面接官が誰かも、何を確かめるかも会社が決めることで、どの会社にも当てはまる形で公表されたものが無いからです。代わりに、受ける会社について自分で確かめる方法と、どの段階でも崩れない準備の順番を書きます。
この記事の結論
段階ごとのちがいは会社ごとに違います。まず案内と当日の面接官の名乗りから、回数・形式・面接官を確かめます。
面接のたびに、聞かれた質問と自分の答えを記録し、次の面接の前に、まだ話していない「理由」と「これから」を準備します。
最後の面接の前には、入社の意思や条件にかかわる質問への答えを、事実に沿って用意しておきます。
段階ごとのちがいは、受ける会社の案内で確かめる
面接が何回あるか、一回ごとにどんな形式か、誰が面接官かは、会社によって違います。最初から個人面接の会社もあれば、集団面接やグループディスカッションから始まる会社もあります。ほかの会社の話をそのまま当てはめず、受ける会社の案内から読み取ります。
案内のメールや採用のページに書いてあることは、そのまま準備の材料になります。書いていないことは推測で埋めず、空欄のままにしておきます。面接の冒頭で面接官が名乗ったら、部署と役職を控えます。
案内から読み取ること0 / 6 完了
段階が進むと変わりうること
段階ごとに何が変わるかも会社によって違いますが、変わりうることを三つ挙げておきます。どれも、前もって知っていれば準備のしかたを変えられるものです。
面接官が替わる
段階が進むと、面接官が替わることがあります。配属先になりうる部署の人に替わることもあれば、採用を決める立場の人に替わることもあります。誰が聞いているかが分かると、同じ経験の話でも、仕事の進め方を詳しく話すか、入社後の見通しを詳しく話すかを選べます。
同じ質問を、別の人から聞かれる
一次で聞かれた志望理由を、二次で別の面接官からもう一度聞かれることがあります。このとき、言い回しを変えて新しい答えを作る必要はありません。話す事実は同じにして、前の面接で聞かれなかった理由や、そのあとに調べたことを足します。
前の面接の内容を踏まえた質問が来る
前の面接で話した経験について、「そのとき、ほかにどんな方法を考えましたか」のように、一段深い質問が来ることがあります。前の面接の記録を見返して、話した経験ごとに、判断の理由とほかの選択肢を言えるようにしておきます。
面接のたびに残す記録
段階が進むと、前の面接で話したことと、今日話すことを、自分でそろえる必要が出てきます。そのための記録は、面接の当日のうちに残します。日がたつと、何を聞かれたかより、どう感じたかしか思い出せなくなるからです。
聞かれた質問を、聞かれた順に書く当日・10分
質問の言葉は、覚えている限りそのまま書きます。順番も残しておくと、面接の組み立てが見えてきます。
自分の答えを、要点だけ書く当日・10分
数字や固有名詞は正確に書きます。次の面接で同じ話をするときに、数字がずれないようにするためです。
深掘りされたところに印を付ける当日・5分
重ねて質問されたところは、面接官が詳しく知りたかったところです。印を付けて、次の面接の準備の出発点にします。
詰まったところと、言い足りなかったことを書く当日・5分
答えに詰まった質問と、帰り道に「こう言えばよかった」と思ったことを書きます。次の面接までに直す場所が、ここで決まります。
役に立たない記録の例(架空)
志望理由を聞かれた。うまく答えられたと思う。深掘りもあったが、なんとか返せた。
次に使える記録の例(架空)
質問3:志望理由。答え:〇〇の事業で、△△の仕事に関わりたい(説明会で聞いた話を一つ添えた)。深掘り:「同業の□□社ではなく当社なのはなぜか」→ 比べた軸を一つしか言えなかった。次の面接までに、比べた軸を二つにする。
→ 次に使える記録には、質問の言葉、答えの要点、深掘りの中身、次までに直すことの四つが入っています。役に立たない記録は、感想だけで、次の面接の準備に使える情報がありません。
準備を深くする順番
段階ごとに準備をすべてやり直す必要はありません。話す材料になる経験は同じまま、答えの奥行きを足していきます。奥行きは、事実・理由・これからの三つの層で考えます。
事実:何をしたか最初の面接まで
経験ごとに、期間・人数・回数などの数と、自分が担当したことを言えるようにします。ここが揺れると、ほかの層も崩れます。
理由:なぜそうしたか次の面接まで
その判断をした理由と、ほかに考えた方法を言えるようにします。記録で印を付けた深掘りが、この層への質問になっていないかを確かめます。
これから:入社後にどう使うか最後の面接まで
その経験から身につけたやり方を、受ける会社の仕事のどこで使うかを言えるようにします。会社の事業を調べた材料が、ここで要ります。
面接対策150問には、1問ごとに「重ねて聞かれること」を載せています。答えを一つ作ったら、重ねて聞かれることにも答えてみると、理由とこれからの層が足りているかを確かめられます。
記録の中で、同じ深掘りが二回続いたら、その経験の話に足りない層があるという合図です。事実が足りないのか、理由が足りないのかを見分けて、足りない層だけを準備し直してください。全部を作り直すと、前の面接とのずれが増えます。
最後の面接の前に用意すること
最後の面接の前には、話す材料に加えて、入社の意思や条件にかかわる質問への答えを用意しておきます。面接対策150問では、こうした問いに「最終」の目安を付けています(目安は、このサイトの整理です)。
ほかの会社の選考状況は、事実に沿って答えます。社名まで言うかどうかは、自分で決めて構いません。志望順位について事実と違うことを言うと、そのあとの質問に答えるたびに話を合わせ続けることになります。
迷っている点があるなら、迷っている点を具体的に言えるようにしておきます。勤務地や配属、働き方の条件で迷っているなら、何が分かれば決められるのかまで言えると、話が進みます。
勤務地や配属の条件(Q120・Q126)と、配属や評価について確かめたいこと(Q135)も、最終の目安を付けた問いです。逆質問として聞きたいことがあれば、逆質問の記事の手順で用意してください。
よくある質問
一次・二次・最終で、それぞれ何が見られているのですか?
段階ごとに何を確かめるかは会社が決めることで、どの会社にも当てはまる形では公表されていません。この記事では、案内と当日の面接官の名乗りから受ける会社の段階を確かめ、準備の奥行きを段階ごとに足す手順にしています。
前の面接と同じ質問をされました。同じ答えでいいですか?
話す事実は同じにします。そのうえで、前の面接で深掘りされたところや、言い足りなかった理由を足します。事実を変えると、前の面接の記録や応募書類とずれてしまいます。
最後の面接は意思の確認だけだと聞きました。準備はいりませんか?
最後の面接で何を確かめるかも会社によって違うので、準備を減らす理由にはなりません。話す材料の三つの層と、入社の意思や条件にかかわる質問への答えを用意しておきます。
面接官が誰なのか分からないときは、どうすればいいですか?
冒頭で名乗りがあれば、部署と役職を控えます。名乗りが無くても、準備することは変わりません。どの面接官に対しても、事実・理由・これからの三つの層で答えられるようにしておきます。
この記事で挙げた問いと「重ねて聞かれること」は、このサイトの面接対策150問から引いています。問いに付けた段階の目安は、このサイトの整理で、会社の決まりではありません。数字や体験談は使っていません。
根拠:面接対策150問 Q118・Q119・Q120・Q126・Q135(段階の目安:最終)最後の面接の終わりには、逆質問の時間が来ることがあります。逆質問の作り方と、面接の日の動き方の記事も、続けて読める記事として並べておきます。
【完全無料】
次の面接の前に、記録を一緒に見直す
はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。面談のあとは、書類を見たり、模擬面接をしたりできます。どれを進めるかは、面談の最後に決めます。
LINEで相談する※相談は無料です。LINEで申し込めます。面談は最短当日です。