予定表には、面接、説明会、インターンシップの日程が並んでいます。朝、就活のメールを開こうとすると手が止まり、次の準備にも手がつきません。少し休みたいけれど、どの予定をやめていいのか、会社にどう伝えるのか、誰に相談すればいいのかが分からずにいます。
この記事は、27卒でまだ内定が無い人と、28卒で秋冬のインターンシップや早期選考が続いている人に向けて書いています。読み終えると、就活の予定を書き出して減らす順番と、日程の変更や辞退を会社に伝える手順が手元に残ります。休みの終わりの決め方と、公的なページで確かめた相談先(名前・対象・相談の方法)も載せています。
先に、この記事の立場を書いておきます。「休んでも選考に影響しない」とは書かず、病気かどうかや、受診したほうがいいかの判断もしません。会社の判断も、体や心の状態も、外からは分からないからです。相談先は、厚生労働省と内閣官房などのページで確かめたものだけを書き、末尾の参考欄に出どころと確かめた日を載せています。例は、すべて架空のものです。
この記事の結論
休むときは、就活の予定を一つの表に書き出し、連絡の要らない作業から止めます。会社との約束がある予定は、残すか、日程の変更をお願いするか、辞退するかを決めて連絡します。
相談先は、大学のキャリアセンターと新卒応援ハローワーク、厚生労働省のページで案内されている心の健康の相談の窓口です。電話番号や受付の時間は、公式のページで確かめます。
体や心の不調が続くときは、医療機関や大学の保健の窓口に相談します。この記事は、病気かどうかや、受診したほうがいいかの判断はしません。
休む前に、就活の予定を書き出す
この記事でいう「休む」は、就活の予定を減らしたり、しばらく止めたりすることです。授業やアルバイトの休み方は扱いません。
休むかどうかを決める前に、これから先の就活の予定を、一つの表に書き出します。紙に並べると、どれから止めるかを一つずつ決められます。
予定を日付の順に並べる最初に
面接や試験、書類の締め切り、インターンシップ、説明会や座談会の予約を、日付の順に書きます。企業研究の続きのように日付の無い作業は、表の下にまとめて書きます。
会社との約束があるかで分ける次に
会社と日時を約束している予定と、自分だけで決めた作業に、別々の印を付けます。会社との約束があるものは、減らすときに連絡が要ります。
動かせない期限を書き添える最後に
書類の締め切りや、会社から返事を求められている期限のように、自分では動かせない日付があれば、横に書き添えます。
書き出しの例(架空)
〇月〇日(〇) 二次面接 …会社との約束
〇月〇日(〇) 説明会 …予約済み・会社との約束
〇月〇日(〇) インターンシップの書類の締め切り …動かせない期限
日付なし 企業研究の続き・新しい会社を探す …自分だけで決めた作業
予定を減らす順番
減らすときは、連絡の要らない作業から止めます。会社との約束がある予定は、どうするかを決めた時点で連絡します。
自分だけで決めた作業を止める連絡は要らない
新しい会社を探してエントリーすること、企業研究の続き、エントリーシートの下書きなどは、休むあいだ止めます。止めた作業には、表に「再開の日に見る」と書いておきます。
参加が自由な予定を取り消す案内の方法で
予約した説明会、座談会、イベントは、案内に書かれた方法で取り消します。無断で欠席はしません。方法が書かれていなければ、案内の問い合わせ先に伝えます。
選考とインターンシップの予定を決める一つずつ
会社との約束がある予定を、残す、日程の変更をお願いする、辞退する、のどれにするか一つずつ決めます。決めたら、次の章の手順で連絡します。
28卒の人は、予定を減らすかを決めるときに、政府の要請の日程と並べて見ます。日程の全体は、28卒の就活スケジュールの記事にあります。早期選考の案内が届いたときに確かめることは、早期選考とはの記事にまとめています。
日程の変更や辞退を会社に伝える
27卒向けの政府の要請は、面接や試験の日時を、授業・ゼミ・実験・試験などと重ならないように決めるよう企業に求めています。同じ要請は、面接や試験のときに、学生の健康状態に配慮することも求めています。
28卒向けの要請も、授業などと重ならないよう、土日や祝日、平日の夕方以降などに面接や試験を行うよう求めています。インターンシップも、学生の長い休みを使い、学事日程に配慮して行うよう求めています。日程を変えるかどうかを決めるのは会社なので、連絡ではお願いとして伝えます。
連絡の方法を確かめる最初に
案内に、日程の変更や辞退の連絡の方法(メール、電話、マイページなど)が書かれていれば、それに従います。
決めた日に連絡する決めたら
変えるか辞退するかを決めたら、その日のうちに連絡します。当日になって行けないと分かったときは、始まる時刻の前に、案内の連絡先へ伝えます。
伝えることを並べる連絡の中身
大学名と氏名、どの選考の何日の予定か、変更のお願いか辞退か、の順に伝えます。変更をお願いするときは、伺える日時の候補を添えます。体調のことをどこまで書くかは、自分で決めます。
返事を表に書く連絡のあと
新しい日時や、辞退を受け付けたという返事が来たら、書き出した表に書きます。返事が無いまま予定の日が近づいたときは、もう一度連絡します。
メールと電話の文の組み立てと、日程調整や辞退の連絡の例は、就活のメールと電話の記事にまとめています。
休むあいだに決めておくこと
休みの終わりの日を決める休む前に
休みの終わりの日を決めて、表に書きます。その日に、再開する、もう少し休む、相談する、のどれにするかを決め直します。
会社からの連絡を見る時刻を決める休むあいだ
休むあいだも、会社からのメールやマイページの連絡は、見る時刻を一つ決めて確かめます。期限のある連絡を見落とさないためです。
再開の日の最初の作業を一つ決める再開の日
再開の日の最初の作業は、一つだけにします。たとえば、面接対策150問のQ1(自己紹介)に、声に出して一度答えるところから始めます。
止めた作業を戻す再開したら
表で「再開の日に見る」と書いた作業を、期限の近いものから一つずつ戻します。
27卒で応募を再開するときは、これまでの応募の記録を並べ、止まった段階から見直します。その順番は、内定がないときに見直すことの記事にまとめています。
公的なページで確かめた相談先
相談先は、公的なページで確かめたものだけを挙げます。電話番号や受付の時間は変わることがあるので、ここには書きません。各ページの URL は、末尾の参考欄にあります。
相談に行く前に、書き出した表と、いま困っていることを一行で書いたメモを用意します。表を見せれば、いまの予定を一から説明しなくても伝わります。
大学のキャリアセンター
内閣官房が27卒の学生向けに出した資料は、オワハラや内定の辞退で困ったときの相談先を挙げています。その一つが大学のキャリアセンターで、ほかに新卒応援ハローワークと都道府県労働局が挙げられています。
キャリアセンターで受けられる相談の中身と、受付の時間や予約の方法は、自分の大学の案内で確かめます。
新卒応援ハローワーク
厚生労働省が案内している新卒応援ハローワークは、大学や専修学校などの学生と、卒業した人のためのハローワークです。使えるのは、卒業する予定の学生と、卒業後おおむね3年以内の人です。支援は無料です。
担当の就職支援ナビゲーターが、就活の進め方などの相談を受けます。必要なときは、就活中の心理的な悩みや不安を、臨床心理士などの心理の専門家に相談することもできるとされています。
厚生労働省のページは、まず近くの新卒応援ハローワークを訪ねるよう案内しています。所在地と電話番号、開いている日と時間は、厚生労働省の「新卒応援ハローワーク一覧」のページで確かめます。
厚生労働省の心の健康のページと相談の窓口
厚生労働省のサイト「こころの耳」は、働く人の心の健康についての情報をまとめたものです。電話・SNS・メールの相談の窓口があり、匿名で、無料で使えると案内されています。相談の対象は、働く人とその家族、会社の人事労務の担当者とされています。
同じサイトのメール相談のページには、若者や学生向けのSNS相談の窓口の案内もあります。案内先は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」です。悩みや不安を抱えている人に向けて、電話やSNSで相談できる窓口をまとめたページです。
そこで紹介されている窓口の一つが、「こころの健康相談統一ダイヤル」です。全国共通の番号に電話すると、かけた場所の都道府県や政令指定都市の公的な相談の窓口につながります。相談できる曜日と時間は、地域によって違います。
体や心の不調が続くとき
体や心の不調が続くときは、医療機関や大学の保健の窓口に相談します。この記事では、病気かどうかや、受診したほうがいいかの判断はしません。
学校保健安全法は、大学を含む学校で、学生などの心身の健康について健康相談を行うと定めています。学内の窓口の名前と場所は、大学の案内で確かめます。
厚生労働省には、若い人向けの心の健康のサイト「こころもメンテしよう」があります。このサイトは、受診するか迷うときに、公的な相談の窓口を使うよう案内しています。
挙げられているのは、地域の保健所・保健センターや、都道府県と指定都市にある精神保健福祉センターなどです。電話でも、出向いても相談できるとされています。
休む前に確かめること0 / 6 完了
書き出した表は、休みが終わったあとも消さずに残してください。どの予定を止めて、どれを戻したかが一枚で分かるので、次に予定を減らすときも同じ表から始められます。
よくある質問
体調を理由に、選考の日程の変更をお願いしてもいいですか?
27卒向けの政府の要請は、面接や試験のときに、学生の健康状態に配慮することを企業に求めています。お願いするかは自分で決め、お願いするときは、案内の方法で、伺える日時の候補を添えて伝えます。変えるかどうかは会社が決めます。
新卒応援ハローワークは、在学中でも使えますか?
厚生労働省のページは、大学などを卒業する予定の学生と、卒業後おおむね3年以内の人が使えるとしています。所在地と開いている日時は、厚生労働省の一覧のページで確かめます。
「こころの耳」の相談は、学生でも使えますか?
「こころの耳」の電話・SNS・メールの相談は、働く人とその家族、会社の人事労務の担当者が対象と案内されています。同じサイトのメール相談のページには、若者や学生向けのSNS相談の窓口の案内もあります。案内先は、厚生労働省の「まもろうよ こころ」です。
どのくらい休めばいいですか?
この記事では、休む長さの目安は書きません。公的な出どころが無いからです。休みの終わりの日を決め、その日に、再開する、もう少し休む、相談する、のどれにするかを決め直します。体や心の不調が続くときは、医療機関や大学の保健の窓口に相談します。
参考にした公的資料
制度・日程・法律についての説明は、次の公的機関のページで確かめたものだけを書いています。確かめた日も添えています。
内閣官房ほか「2026(令和8)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」(令和7年3月21日、PDF)
https://www.cas.go.jp/
内閣官房ほか「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」(令和8年3月24日、PDF)
https://www.cas.go.jp/
内閣官房「これから就職活動を行う学生の皆さんに知っておいていただきたいこと(2026年度卒用)」(PDF)
https://www.cas.go.jp/
厚生労働省「新卒応援ハローワーク」
https://www.mhlw.go.jp/
厚生労働省「新卒応援ハローワーク一覧」
https://www.mhlw.go.jp/
厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」:こころの耳の相談窓口
https://kokoro.mhlw.go.jp/
厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」:働く人の「こころの耳メール相談」
https://kokoro.mhlw.go.jp/
厚生労働省「まもろうよ こころ」:困った時の相談方法・窓口
https://www.mhlw.go.jp/
厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」
https://www.mhlw.go.jp/
厚生労働省「こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~」:こころの相談の窓口について
https://www.mhlw.go.jp/
e-Gov 法令検索「学校保健安全法」(昭和三十三年法律第五十六号)
https://laws.e-gov.go.jp/
e-Gov 法令検索「学校教育法」(昭和二十二年法律第二十六号)
https://laws.e-gov.go.jp/
休んだあとに応募を見直すときの記事と、日程の変更や辞退の連絡を書くときの記事を並べておきます。
【完全無料】
いまの状況を、話すところから
はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。応募を条件にはしません。相談だけで終えても構いません。
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