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転職の進め方 転職向け

在職中の転職活動の進め方|時間の作り方、面接の日程の調整、退職の時期の決め方

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いまの仕事を続けながら、転職先を探し始めようと決めました。ただ、平日は帰りが遅く、面接は平日の昼に入ることがあります。応募の書類をいつ書くのか、面接の日程をどう調整するのか、退職をいつ言い出せばいいのかが、まだ一つも決まっていません。

この記事を読み終えると、在職中に転職活動の時間を作る手順、面接の日程を調整するときの返し方、退職の時期を決める順番が手元に残ります。

先に、この記事の立場を書いておきます。「転職活動は何か月かかる」「何社に応募する」のような目安は書きません。公的な出どころの無い相場を、判断の基準にしないためです。退職の申し出や年次有給休暇の決まりは、厚生労働省のページと法令で確かめたことだけを書き、末尾の参考欄に出どころと確かめた日を載せています。

この記事の結論

在職中の転職活動は、使える時間を先に決めてから始めます。平日の夜・休日・年次有給休暇のどれを何に使うかを、週の予定に書き込みます。

面接の日程は、自分が出られる候補を先に複数出して調整します。勤め先のパソコンやメールは使いません。

退職の時期は、内定と入社日が決まってから、勤め先の就業規則と法律の決まりを確かめて決めます。期間の定めのない雇用なら、法律では、退職の申し入れから原則2週間で雇用が終わるとされています。

使える時間を、先に決める

在職中の転職活動で詰まるのは、作業の中身より、作業をする時間が決まっていないことです。思いついたときに進めようとすると、仕事の忙しさに合わせて止まってしまいます。始める前に、使える時間を三つに分けて、週の予定に書き込みます。

平日の夜書く・調べる

職務経歴書を書く、求人を読む、応募先の事業を調べる、といった一人でできる作業に使います。一回の作業を短く区切り、どこまで進めたかを書き残しておきます。

休日まとめて進める

職務経歴書の土台になる控え(マスターシート)を作るような、まとまった時間が要る作業に使います。オンライン面接や説明会が休日に設定されていれば、そこに入れます。

年次有給休暇面接に使う

平日の昼に入る面接に使います。残りの日数を先に確かめて、面接に使う日数と、退職の前に使う日数を分けておきます。

年次有給休暇の決まり

厚生労働省のQ&Aによると、年次有給休暇は、6か月以上続けて勤め、その期間の全労働日の8割以上出勤した人に10日与えられます。その後も出勤率が8割以上なら、続けて勤めた期間1年ごとに日数が増え、最高で20日です。所定の労働日数が少ないパートタイムの人も、その日数に応じて取れます。

いつ取るかは、働く人が指定します。勤め先は、事業の正常な運営を妨げる場合には、ほかの時季に変えられるとされています。面接の日が決まったら、勤め先の手続きに沿って、早めに休暇を申請します。

在職中に進める順番

在職中の転職活動は、退職を申し出るまでのすべてを、いまの仕事と並べて進めます。順番を先に並べておくと、どこまで在職中に終えるかが見えます。

書類を作る在職中

職務経歴書の控えを作り、応募先ごとに書き変えます。退職したあとでは、在職中の仕事の細部を思い出しにくくなります。

応募して、面接を受ける在職中

面接の日程は、使える時間の中で調整します。

内定と条件を確かめる在職中

内定が出たら、入社日と労働条件を確かめます。退職の時期は、入社日から逆算して決めます。

退職を申し出る入社日が決まってから

勤め先の就業規則の退職の決まりを確かめ、上司に申し出ます。申し出の方法と、退職までの手続きは、退職の記事にまとめています。

引き継いで、退職する退職日まで

仕事を引き継ぎ、残っている年次有給休暇をどう使うかを決めて、退職日を迎えます。

面接の日程を調整する

面接の日程の連絡が来たら、相手の候補に合わせるか、自分が出られる候補を返します。どちらの場合も、返信は早いほうが調整が進みます。候補を返すときは、日付と時間帯を三つほど並べ、「平日は〇時以降なら伺えます」のように、出られる条件を添えます。

調整が長引く返し方の例(架空)

ご連絡ありがとうございます。平日は仕事のため難しいのですが、なんとか調整します。都合の良い日時を教えていただけますか。

調整が進む返し方の例(架空)

ご連絡ありがとうございます。在職中のため、平日は18時30分以降であれば伺えます。〇月〇日(〇)18時30分以降、〇月〇日(〇)19時以降、〇月〇日(〇)終日、のいずれかでご調整いただけますでしょうか。オンラインでの面接も可能です。

→ 調整が進む例は、在職中であること、出られる時間帯、具体的な候補を三つ、オンラインでもよいことを、一通で伝えています。調整が長引く例は、相手が候補を出し直す往復が増えます。

オンラインの面接を提案されたら、自宅など、話を聞かれない場所で受けます。接続の準備は、面接の流れとマナーの記事のチェックリストが使えます。

勤め先のものを使わない

応募や日程の連絡には、勤め先のパソコン・メールアドレス・電話を使いません。私的な利用について、就業規則などで決まっていることもあります。連絡には、自分のメールアドレスと電話を使い、勤め先の机の上に応募の書類を置かないようにします。

退職の時期を決める順番

退職の時期は、内定が出て、入社日が決まってから決めます。入社日が決まる前に退職を申し出ると、次の勤め先が決まらないまま退職日が来ることがあります。

厚生労働省の「確かめよう労働条件」のページによると、期間の定めのない雇用で働く人が退職するときは、法律(民法第627条第1項)で、原則として2週間前までに申し入れることとされています。また、就業規則などで退職の手続きがどうなっているかも確かめたうえで、決まりを守って手続きを取ることが、トラブルを防ぐために大事だ、としています。

同じページは、退職を申し入れれば、勤め先が認めないと言っても、原則として2週間がたった時点で雇用が終わるとしています。就業規則でこの期間を大幅に延ばす決まりや、会社の許可を条件にする決まりがあっても、無効とされる、とも書かれています。

一方、契約期間が決まっている雇用(有期の雇用)では、期間が終わる前に退職するには、やむを得ない事由が要るとされています(民法第628条)。ただし、契約期間が1年を超える契約では、一部の例外を除き、1年がたった日からはいつでも退職できるとされています。自分の雇用がどちらにあたるかは、雇用契約書や労働条件の通知で確かめます。

退職の時期を決める前に確かめること0 / 5 完了

就活ノート編集部のアイコン 編集部から

退職日を決めるときは、入社日の前日ではなく、退職の手続きと引っ越しなどの用事が入る日を残しておくと、入社の前に慌てずに済みます。健康保険や年金の手続きにも期限があるので、退職と手続きの記事で、退職のあとにやることを先に確かめておいてください。

よくある質問

面接のために年次有給休暇を取ってもいいのですか?

厚生労働省のQ&Aによると、年次有給休暇をいつ取るかは、働く人が指定します。勤め先は、事業の正常な運営を妨げる場合には、ほかの時季に変えられるとされています。申請は、勤め先の決まった手続きに沿って行います。

内定が出る前に、退職を申し出てもいいですか?

申し出ること自体はできますが、次の勤め先が決まらないまま退職日が来ることがあります。この記事では、内定と入社日が決まってから、勤め先の就業規則と法律の決まりを確かめて退職の時期を決める順番にしています。

就業規則に書かれた退職の申し出の時期が、2週間より長くなっています。どちらに合わせればいいですか?

厚生労働省の「確かめよう労働条件」のページは、期間の定めのない雇用では、退職の申し入れから原則として2週間で雇用が終わるとし、就業規則でこの期間を大幅に延ばす決まりは無効とされる、としています。そのうえで、就業規則を確かめて手続きを取ることがトラブルを防ぐために大事だ、ともしています。引き継ぎも含めて、勤め先と退職日を話し合います。

転職活動をしていることを、勤め先に知られたくありません。

応募や日程の連絡に、勤め先のパソコン・メールアドレス・電話を使わないことから始めます。面接の日程は、平日の夜・休日・年次有給休暇の中で調整し、オンラインの面接は、話を聞かれない場所で受けます。

参考にした公的資料

制度・日程・法律についての説明は、次の公的機関のページで確かめたものだけを書いています。確かめた日も添えています。

厚生労働省「確かめよう労働条件」退職、解雇、雇止めなど
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/study/roudousya_taisyoku.html(2026年10月8日に確認)

厚生労働省「確かめよう労働条件」Q&A「年次有給休暇をとる条件は?パート労働者でももらえますか?」
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/yukyu/q1.html(2026年10月8日に確認)

e-Gov法令検索「民法」(第627条・第628条)
https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089(2026年10月8日に確認)

公的機関のページは改められることがあります。手続きの前に、そのときのページで確かめてください。

退職の申し出の方法と、退職のあとの手続きの期限は、退職と手続きの記事にまとめています。書類と面接の準備の記事とあわせて、続けて読める記事として並べておきます。

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この記事を書いた人

就活ノート編集部

OnlyLife 就活ノート

体育会学生の新卒就職支援を専門にする OnlyLife 株式会社の社内チームで、エントリーシートの添削と模擬面接を担当しています。面接対策150問や公的機関の資料を使った記事は、本文末の参考欄や根拠欄に出どころを記しています。読んで納得して終わる記事ではなく、読みながら手が動く記事だけを出す方針です。

編集・監修:就活ノート編集部 / 担当領域:転職の進め方・公的資料の確認 / 編集部の記事一覧