気になる会社の説明会と、社員との座談会に申し込みました。前に参加した合同説明会では「雰囲気がよかった」とだけメモして、志望動機を書くときに使えることが残っていませんでした。今度は、何を準備して、何を聞けばいいのかが分からずにいます。
この記事を読み終えると、行く前に聞くことを書き出す手順と、説明会・座談会での聞き方が手元に残ります。終わったあとの記録の欄と、記録から面接の答えを組み立てる手順も残ります。28卒の広報活動の開始日も、政府の要請で確かめて書いています。
この記事では、「行くべき催し」「行かなくていい催し」のような評価は、公的な出どころが無いので書きません。参加が選考にどう関わるかも、外からは分からないので書きません。日程と言葉の決まりは公的な資料で確かめたことだけを書き、例はすべて架空のものにしています。
この記事の結論
行く前に、企業研究の表の空いた欄を質問にして、会社の決まりを聞く質問と、働く人の経験を聞く質問に分けておきます。
説明会と座談会では、時期と作業を決めて聞き、聞いた答えを一言で言い直して確かめます。
終わったらその日のうちに、日付・催し・話した人の部署・聞いたこと・考えたことを分けて書きます。ESと面接で、出どころを言えるようにするためです。
催しの呼び方と、28卒の日程
説明会や座談会の名前は、会社や主催者によって違います。この記事では、次の呼び方で書きます。どれも公的な定義ではなく、この記事での呼び方です。
この記事での呼び方
個別説明会:一つの会社が、自社の事業や仕事、募集について説明する会です。
合同説明会:いくつかの会社が同じ会場やオンラインの場に集まり、学生が会社ごとの説明を回って聞く催しです。
座談会:社員と学生が少人数で話す会です。説明を聞くより、社員に質問することが中心になります。
この記事では、これらをまとめて「催し」と呼びます。会場で開くものも、オンラインで開くものも含みます。
28卒は、2027年度に卒業・修了する予定の人です。内閣官房などが出した28卒向けの政府の要請は、広報活動の開始を2027年3月1日以降とする日程を原則としています。面接などの採用選考活動の開始は、2027年6月1日以降です。
要請の注は、広報活動を、採用選考活動のために業界や会社、新卒の求人の情報を学生に広く伝える活動としています。要請は経済団体などを通じて企業に向けて出されたもので、受ける会社の催しの日程は、その会社の案内で確かめます。日程の全体は、28卒の就活スケジュールの記事にまとめています。
催しの案内に「オープン・カンパニー」と書かれていたら、文部科学省・厚生労働省などの3省の資料にある類型の名前です。3省の概要資料では、就業体験を必須とせず、会社や業界の情報提供などが目的の、インターンシップとは別の類型とされています。類型の確かめ方は、インターンの選考対策の記事にまとめています。
行く前に、聞くことを書き出す
企業研究で作る表の空いた欄を、質問の形にする手順は、企業研究のやり方の「説明会で確かめること」にまとめています。ここでは、その質問を催しに合わせて振り分け、案内で確かめることまでを進めます。
空いた欄を書き出す最初に
企業研究の表のうち、まだ埋まっていない欄を書き出します。何を確かめたいかが決まらないときは、就活の軸の決め方の記事の手順で、仕事の中身と働く条件の軸を先に書きます。
案内で、形式と話す人を確かめる申し込むとき
会場かオンラインか、話す人の部署、質問の時間や事前の質問の受け付けがあるかを確かめます。参加が選考の手順の一つとして書かれているかも、案内で確かめます。
会社の決まりと、人の経験に分ける次に
研修の流れや配属の決まり方のような会社の決まりは、人事の担当者が話す会で聞きます。一日の仕事の流れや最初に任された仕事のような働く人の経験は、現場の社員と話す会で聞きます。
聞く順番を決める前日まで
聞きたい順に質問を並べ、いちばん聞きたいものを先頭に置きます。時間が足りなくなっても、先頭の質問は聞けるようにするためです。合同説明会では、会社ごとに先頭の質問を一つ決めておきます。
遠方の会社なら、オンラインで参加できる回があるかも案内で見ます。28卒向けの政府の要請は、遠隔地の学生に向けて、オンラインで説明会や試験・面接を行うことを企業に求めています。
説明会・座談会での聞き方
説明会と座談会は、面接の外で、会社の人に直接聞ける場です。面接の最後に聞く逆質問の作り方は、逆質問の記事にまとめています。ここでは、聞いた答えを記録に残し、あとでESと面接に使うための聞き方を書きます。
時期と作業を決めて聞く質問の形
「やりがいは何ですか」のように広く聞くと、答えも広くなり、記録に書きにくくなります。いつの時期の、どの作業かを決めて聞きます。
説明に出た言葉の中身を聞く説明会で
説明に出てきた制度や言葉を書き留め、その中身を聞きます。例(架空):「若手に任せる」と説明されたら、最初に一人で担当した仕事が、入社何年目の、どんな仕事だったかを聞きます。
同じ質問を、部署の違う人に聞く座談会で
部署の違う社員が並ぶ座談会では、同じ質問をそれぞれに聞きます。答えの違いは、部署ごとの仕事の違いを知る材料になります。
答えを一言で言い直す聞いたあと
答えを聞いたら、「〇〇ということですね」と一言で言い直して確かめます。記録に書く中身が、相手の話とずれないようにするためです。
聞けなかったことを残す終わる前に
時間内に聞けなかった質問は、捨てずに残します。案内に問い合わせ先があれば尋ね、次の催しや面接の逆質問の候補にもします。
答えが広くなる質問の例(架空)
お仕事のやりがいは何ですか。
時期と作業を決めた質問の例(架空)
〇〇職で入社して最初の〇か月は、一日のうち、どの作業にいちばん時間を使っていましたか。
→ 時期と作業を決めた質問は、答えが具体的な作業になるので、そのまま記録に書けます。
催しのあとに社員から私的な連絡や誘いを受けて困ったときの相談先は、OB・OG訪問のやり方の記事にまとめています。
終わったあとの記録
記録は、その日のうちに書きます。ESと面接で使うときに、いつ、どこで、誰から聞いたかを言えるようにするためです。
日付と催し1行目
日付、催しの名前、会場かオンラインかを書きます。
話した人2行目
話した人の部署と、聞けたら入社何年目かを書きます。社員の名前をESや面接で出すときは、本人に確かめてからにします。
聞いたこと3行目
相手が話した事実を、相手の言葉に近い形で書きます。「雰囲気がよかった」のような感想は、この行には書きません。
考えたこと4行目
聞いたことから自分が考えたことを、聞いたこととは分けて書きます。分けておくと、面接でも事実と考えを分けて話せます。
次に聞くこと5行目
聞いても分からなかったことと、聞いて新しく知りたくなったことを書きます。
記録の例(架空)
1行目:20XX年〇月〇日/個別説明会(オンライン)
2行目:〇〇部の社員(入社〇年目)
3行目:〇〇職は、入社後の研修のあと、先輩と二人で〇〇を担当する。一人で担当を持つ時期は、人によって違う。
4行目:一人で担当を持つまでに、何を身につければいいのかを知りたくなった。
5行目:一人で担当を持つ時期は、誰が、何を見て決めるのか。
説明の資料や画面の撮影、録音は、会社が案内で認めているときだけにし、認められていなければ手で書き留めます。書いた記録は企業研究の表に書き足し、どこで知ったかとして日付と催しの名前を添えます。
記録を、ESと面接で使う
記録は、面接対策150問のQ110(説明会やOB訪問で印象に残ったこと)で答える練習に使えます。この問いは、聞いた相手と中身を具体的に言い、そこから考えたことまで話す組み立てです。記録の1行目から4行目までが、そのまま答えの材料になります。
いつ、誰から聞いたか最初の一文
1行目と2行目から、催しの日付と名前、話した人の部署を言います。
何を聞いたか次に
3行目から、事実を一つ選んで話します。
そこから何を考えたかその次に
4行目を話します。聞いた事実と自分の考えは、分けて話します。
そのあと何を確かめたか最後に
5行目のことを、そのあと確かめていれば、何が分かったかまで話します。
感想だけの答えの例(架空)
説明会では、社員の方の話が分かりやすく、明るい雰囲気だったことが印象に残りました。
記録から組み立てた答えの例(架空)
〇月の個別説明会で、〇〇部の方から、〇〇職は研修のあと先輩と二人で担当を持つと伺いました。一人で担当を持つまでに何を身につけるのかが気になりました。そこで座談会で〇〇部の方に伺い、〇〇の手順を先に覚えると分かりました。
→ 組み立てた答えには、いつ誰から聞いたか、何を聞いたか、そこから何を考え、何を確かめたかが入っています。
同じ記録は、Q70(社風について、選考を通じてどう感じたか)の答えにも使えます。この問いは、感じたことを聞いた事実をもとに述べ、自分の価値観と重なる点と違う点を示す組み立てです。
記録を志望理由の材料にする手順は、志望理由が思いつかないときに、何を調べるかの記事にまとめています。ESの志望動機の欄に書く手順は、ESの志望動機の書き方の記事にあります。
催しのあとに確かめること0 / 7 完了
同じ会社の催しに二度目に参加するときは、前回の記録の5行目(次に聞くこと)から読んでください。前と同じ質問をせずに、一つ先のことを聞けます。
よくある質問
説明会に行けなかった会社は、選考で不利になりますか?
この記事では書きません。会社が選考で何を見るかは、外からは分からないからです。参加が選考の手順の一つとして書かれているかは、その会社の案内で確かめます。
合同説明会では、何社くらい回ればいいですか?
この記事では、数の目安は書きません。行く前に、参加する会社の一覧から話を聞く会社を選び、会社ごとに、いちばん聞きたい質問を決めておきます。
質問の時間に、手を挙げられませんでした。
聞けなかった質問は、記録の「次に聞くこと」に残します。案内に問い合わせ先があれば尋ね、次の催しや面接の逆質問の候補にもします。
説明会で聞いた話を、エントリーシートに書いてもいいですか?
書くときは、いつの何の催しで、どの部署の人から聞いたかを言えるようにしておきます。社員の名前を出すときは、本人に確かめてからにします。
参考にした公的資料
制度・日程・法律についての説明は、次の公的機関のページで確かめたものだけを書いています。確かめた日も添えています。
内閣官房「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」
https://www.cas.go.jp/
内閣官房ほか「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等について」(令和8年3月24日、PDF)
https://www.cas.go.jp/
文部科学省「大学等におけるインターンシップの推進」
https://www.mext.go.jp/
厚生労働省ほか「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります」(概要資料、PDF)
https://www.mhlw.go.jp/
記録をESの志望動機に使う記事と、社員を訪ねて話を聞くOB・OG訪問の記事を並べておきます。
【完全無料】
説明会で聞いたことを使ったESを、一緒に見る
はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。面談のあとは、書類を見たり、模擬面接をしたりできます。どれを進めるかは、面談の最後に決めます。
LINEで相談する※相談は無料です。LINEで申し込めます。面談はオンラインで、最短当日です。初回の面談は10〜15分ほどが目安で、カメラオフ・私服で構いません。