部活を引退して一週間ほどで、最初の面接の案内が届きました。エントリーシートに書いた部の話を声に出すと、競技の用語ばかりになります。「それはご自身で決めたことですか」と重ねて聞かれたら、何と答えるかも決まっていません。
読み終えると、面接対策150問を通す分野の順番と、部の場面を分野ごとに割り当てた紙が手元に残ります。競技の言葉を言い換えた答えと、自分の答えから作った「重ねて聞かれる問い」の一覧も残ります。
この記事では、「体育会は面接で有利・不利」とも「面接官は体育会学生の〇〇を見ている」とも書きません。面接で何を確かめるかは会社が決めることで、外からは分からないからです。書くのは本人がやる準備の手順だけで、例はすべて架空のものです。
この記事の結論
面接対策150問は、競技の話を長く話すガクチカ・挑戦・失敗・挫折から通し、強み・弱み・自己紹介を後に回します。
答えを一度録って聞き返し、競技の用語や部の中だけの呼び名を、誰が何をしたかの言葉に置き換えます。
答えの中で聞き返されそうな言葉に印を付け、印ごとに重ねて聞かれる問いを作って、声に出して答えます。
面接対策150問は、競技の話を長く話す分野から通す
引退の月ごとの時期の順番は、体育会学生の就活のページに並べています。この記事は、面接の準備に当てる時間で、何をどの順に準備するかを書きます。最初の面接まで日が無いときは、最後の節から始めます。
面接対策150問は、30のテーマ(この記事では分野と呼びます)に5問ずつ並んでいます。ここでは、競技の話を長く話す分野で場面を固めてから、その話を短く言う分野に移ります。短い答えを先に作ると、場面を選び直したときに作り直すことになるからです。
ガクチカで、競技の話を一本作る最初に
ガクチカ(Q26〜Q30)の5問から始めます。Q26で、部の活動から選んだ場面を一つ、状況から結果まで話す形にします。Q27で、チームの成果と自分が決めたことを分けて言えるかを確かめます。
話す場面がまだ決まっていないときは、先に体育会学生のガクチカの記事の表で場面を書き出します。
挑戦と失敗・挫折に、別の場面を当てる次に
挑戦(Q31〜Q35)と失敗・挫折(Q36〜Q40)には、ガクチカと別の場面を当てます。負けが続いた時期、控えだった時期、新しく任された係など、同じ部の活動の中でも場面は分けられます。失敗の話の選び方は、失敗・挫折を聞かれたときの答え方の記事にあります。
強み・弱みと自己紹介で、同じ話を短く言う場面がそろったら
前の二つで話した場面に共通する動き方から、強み(Q11〜Q15)と弱み(Q16〜Q20)の言葉を一つずつ選びます。Q11で強みを場面と一緒に言い、Q12で別の場面、Q14で応募先の仕事のどこで使うかまで話します。
両面から選ぶ手順は長所と短所の答え方の記事に、言葉の候補は自己分析チェック(80問)にあります。自己紹介(Q1)は、自己紹介の組み立ての記事の順番で作ります。
部の外の話と、会社の話を足す最後に
学業・研究(Q71〜Q75)と、志望理由・逆質問は最後に通します。志望理由は志望理由の材料の集め方の記事、逆質問は逆質問の記事の手順で用意します。準備の全体は、新卒の面接対策まとめに並べています。
部で過ごした期間の場面を、分野ごとに割り当てる
通す順番を決めたら、分野ごとに話す場面を、紙一枚で先に決めておきます。同じ場面をどの問いにも使うと、別の場面を聞く問いで話すことがなくなるからです。
場面を書き出す最初に
入部から引退までの場面を、時期と役割で分けて書き出します。シーズン中、休みの時期、控えや故障で練習を離れていた時期、係や役職を受け持った時期です。
控えや故障の時期も、弱みとして扱う必要はありません。その間に自分で決めたことがあれば、ほかの場面と同じように使えます。
部の外の場面を一つ足す次に
授業やゼミ、アルバイトなど、部の外の場面を一つ書き足します。Q12・Q29・Q30のように別の経験や違う環境を聞く問いと、Q75の学業と課外活動の両立を聞く問いで使います。
分野ごとに一つずつ当てる最後に
ガクチカ、挑戦、失敗・挫折に、別々の場面を一つずつ当てます。強みと弱みは、当てた場面に共通する動き方から言葉を選びます。
割り当ての例(架空)
ガクチカには、練習の出欠の集め方を変え、組み分けを前日に決められるようにした場面を当てます。
挑戦には、経験の無かった記録の集計係を、自分から引き受けた場面を当てます。
失敗・挫折には、新しく決めた練習の順番が回らず、元に戻した場面を当てます。
部の外には、ゼミの発表の準備で、班の作業の分け方を決めた場面を当てます。
強みは「先に情報を集めてから段取りを決める」、弱みはその裏側の「段取りが決まるまで動き出せない」にします。
場面の書き出し方は、体育会学生の自己PRの記事の予定表と、体育会学生のガクチカの記事の表でも扱っています。
競技の言葉を言い換えて、声に出して答える
書いた文は読み返せますが、話した言葉は読み返せません。競技の用語や部の中だけの呼び名が答えに残っていないかを、声に出して確かめます。
一度、そのまま録る最初に
ガクチカの答えを、スマホの録音などで一度録ります。言い換えを考えるのは、録ったあとにします。
伝わらない言葉に線を引く聞き返して
録った答えを書き起こし、競技の用語、部の中だけの呼び名、大会や役職の名前、記録の単位に線を引きます。競技を知らない家族や友人に聞いてもらい、聞き返された言葉を足してもかまいません。
誰が何をしたかの言葉に置き換える線を引いたら
線を引いた言葉を、誰が、いつ、何をすることなのかが分かる言葉に置き換えます。順位や記録の話は短くし、自分がした作業(集める、決める、記録する、伝える、頼む)に時間を使います。
競技の言葉のままの答え(架空)
新チームではBチームのメニューを任され、オフ明けのフィジカルを見直して、Aに上がる人数を増やしました。
言い換えた答え(架空)
部員を力の差で二つの組に分けたうち、下の組の練習の内容を決める係でした。休みの時期が明けたあとの体力づくりの順番を変え、上の組に移った部員は前の年の〇人から〇人になりました。
→ 言い換えた答えでは、部の中だけの呼び名を、どの組か、いつの時期かの説明に置き換えています。数字には、比べる相手(前の年)も入れました。
言い換えた答えができたら、面接対策150問の「見本を隠して自分で答える」を入れて、もう一度声に出します。練習の進め方は、面接で緊張したときの準備の記事にまとめています。
重ねて聞かれる問いを、自分の答えから作る
面接対策150問は、1問ごとに「面接官が重ねて聞くこと」を載せています。見本の架空の学生の話に合わせて書かれているので、問いの形だけを借ります。たとえばQ26では方法を、Q28では数字の測り方を、Q11では周りの反発を重ねて聞いています。
答えの中の言葉に印を付ける最初に
書き起こした答えを読み、聞き返されそうな言葉に印を付けます。主語が「チーム」の文、数字、一つの場面だけで言い切った強み、練習と授業の両方が出てくる話などです。
印ごとに問いを一つ作る次に
印を付けた言葉ごとに、「どうやって」「なぜ」「周りの人はどう動いたか」のどれかで問いを一つ作ります。数字に印を付けたときは、練習や大会の記録で数を確かめてから答えます。
作った問いと、150問の問いに答える作ったら
作った問いに声に出して答えたあと、下の表の問いにも答えます。詰まったときは、場面を書き出した紙に戻って、事実を足します。
印を付けた言葉と、あわせて答える問い(面接対策150問)
主語が「チーム」や「みんな」の文は、Q27(自分で判断して動いたこと)で確かめます。
人数・回数・記録などの数字は、Q57(その数字の測り方)で確かめます。
一つの場面だけで言い切った強みは、Q12(別の場面でも)とQ30(違う環境でも)で確かめます。
練習と授業・試験の両方が出てくる話は、Q75(学業と課外活動の両立)で確かめます。
係や役職の話はQ51、役職の無い立場で動いた話はQ54(リーダーではない立場)で確かめます。
監督やコーチ、先輩に頼んだ話は、Q44(立場が上の人に動いてもらった経験)で確かめます。
面接のあとに、重ねて聞かれたところを記録して次の準備に使う手順は、一次・二次・最終面接のちがいの記事にまとめています。
最初の面接まで日が無いときに、先に通す問い
引退してすぐに面接の案内が来て、上の順番で通す日が無いときは、面接対策150問の「聞かれる場面」の目安で絞ります。目安は、どの段階で聞かれることがあるかをこのサイトで整理したもので、会社の決まりではありません。
最初の面接の前に確かめること0 / 5 完了
場面を割り当てた紙には、答えた問いの番号も書き足してください。面接の前は、その一枚を見れば、どの場面をどの問いで話すかを確かめられます。
よくある質問
引退したばかりで、エントリーシートもまだ書いていません。面接の準備から始めてもいいですか?
話す場面がまだ無いなら、先に場面を書き出します。書き出し方は、体育会学生のガクチカの記事の表にあります。場面が一つ決まれば、面接対策150問のガクチカの5問から声に出して通せます。
面接では、競技の話だけを用意しておけばいいですか?
競技の話を中心にしてかまいません。そのうえで、部の外の場面を一つ用意しておきます。別の場面や違う環境を聞く問い(Q12・Q29・Q30)と、学業と課外活動の両立を聞く問い(Q75)で使います。
控えだった時期や、故障していた時期のことを聞かれたら、どう答えればいいですか?
事実を一文で答え、その間に自分で決めたことと、したことに話を移します。弱みとして話す必要はありません。ほかの場面と同じように、重ねて聞かれる問いも作って答えておきます。
話す場面を書き出す記事と、面接の段階ごとの準備の記事を並べておきます。
【完全無料】
競技の話の答え方を、模擬面接で確かめる
はじめに状況をお聞きします。そのうえで、合いそうな条件や職種をお伝えします。面談のあとは、書類を見たり、模擬面接をしたりできます。どれを進めるかは、面談の最後に決めます。
LINEで相談する※相談は無料です。LINEで申し込めます。面談はオンラインで、最短当日です。初回の面談は10〜15分ほどが目安で、カメラオフ・私服で構いません。