「あの会社のESに、何を書いたっけ」。面接の前日に、メールの送信済みフォルダを探し始めていませんか。
話す答えはスマホのメモに、説明会で聞いたことは紙の手帳にある。探しているうちに、声に出して練習する時間が無くなっていく。散らばった材料を前に、どこから手をつければいいのか迷いますよね。
先に、答えを書いておきます。準備ノートは、どの会社でも使う「共通のページ」と、応募した会社ごとの「会社のページ」に分けます。面接対策150問の印刷と「準備OK」も、このノートにつなげて使いましょう。
この記事は、面接の案内が届き始めた人に向けて書きました。面接で何を聞くかは会社が決めることなので、「このノートを作れば面接でうまく答えられる」とは書きません。書くのは、手元の材料を一か所に集め、読み返せる形にする手順です。
この記事でわかること
どの会社でも使う「共通のページ」と、会社ごとの「会社のページ」に分けた準備ノートを作れるようになります。
共通のページには、答えの骨組みと根拠の場面を書きます。面接対策150問の問いの番号と、準備OKを付けた日も添えましょう。
会社のページの六つの欄と、その並べ方がわかります。欄は、応募の理由・調べたこと・説明会で聞いたこと・書類の控え・逆質問・面接のあとの記録です。
面接の前日と、終わったあとにノートを使う手順もまとめました。
準備ノートは、どう分けますか?
共通のページと会社のページに分けます。自己紹介や強み、ガクチカの答えは、どの会社の面接でも使います。応募の理由や逆質問、説明会で聞いたことは、会社ごとに違うものです。
分けておくと、面接の前日に開くのは、共通のページとその会社のページだけになります。ノートの中の並びは、次の表のとおりです。
| ページ | 書くこと | 置く場所 |
|---|---|---|
| 共通のページ | 場面の一覧と、自己紹介・強みと弱み・ガクチカ・失敗や挫折などの答えの骨組み | ノートの先頭。場面の一覧を最初に置き、続けて問いごとに一枚ずつ |
| 面接対策150問の印刷 | 同じテーマの5問 | 共通のページそれぞれの後ろに挟む |
| 会社のページ | 応募の理由から面接のあとの記録までの六つの欄 | 共通のページのあと。面接の案内が来た会社から一社ずつ |
紙のノートやバインダーでも、パソコンやスマホのファイルでも作れます。どの形でも、決めておくことは次の二つです。
- 材料を一か所にまとめる
- 会社が変わっても、ページの欄の並びを変えない
面接の準備の全体の順番は、新卒の面接対策まとめの記事にまとめています。ノートは、その順番で作った材料を集める場所として使ってください。
共通のページには、何を書きますか?
答えの骨組みと、根拠の場面を書きます。先頭に場面の一覧を一枚置き、そのあとに問いごとのページを続けます。
答えは文章で書き切らず、骨組みだけにしましょう。前日に一枚ずつ見返し、骨組みから声に出して話す練習に使うためです。
場面の一覧を作る最初に
答えの根拠に使う経験の場面を、一行に一つずつ書きます。一行に書くのは、次の四つです。
- 時期
- 自分がしたこと
- 人数や回数などの数
- その数の根拠
経験の書き出し方は、自己分析のやり方の記事にまとめています。部の活動の場面を問いに割り当てる手順は、体育会学生の面接対策の記事を参考にしてください。
問いごとのページを作る次に
自己紹介・強み・弱み・ガクチカ・失敗や挫折のように、どの会社でも聞かれうる問いを、一枚に一つずつ割り当てます。どのテーマを入れるかは、面接で聞かれる質問と答え方の記事の分け方から選んでください。
骨組みを書く一枚ずつ
ページの上に、面接対策150問の問いの番号を書きます。その下に、結論の一文・話す順番・使う場面を書きましょう。話す順番には、150問のカードの「話の組み立て」にある型の名前を書き写します。
重ねて聞かれる問いを足す最後に
150問のカードの「面接官が重ねて聞くこと」は、見本の答えに合わせて書かれています。問いの形だけを借りて、自分の答えに合わせた問いを作り、答えの要点を書きます。
例文は実在の人物・企業のものではありません。
書き方の例:共通のページ(ガクチカ)
問い:Q26(学生時代に力を入れたこと)。同じテーマのQ27とQ28も、このページで扱う
結論の一文:〇〇の活動で、新しく入った人への連絡の手順を作り直したことです。
話す順番:STAR法(Q26の「話の組み立て」から)
使う場面:場面の一覧の「連絡の手順」(20XX年〇月〜〇月、〇人。人数は名簿で確かめた)
自分で作った重ねて聞かれる問い:「なぜ手順を変えようと思ったのか」→ 前の手順で困っていた点
準備OK:Q26は〇月〇日、Q27は〇月〇日
数を入れた答えには、その数の根拠もページに書いておきましょう。根拠を話せるかは、150問のQ57(その数字はどうやって測ったのか)に、場面の一覧を見ながら答えて確認します。
会社のページには、どんな欄を作りますか?
欄は六つです。どの会社のページも、次の順に並べてください。上から読めば、話すことから前の面接で起きたことまでを、順に確認できます。
ページの一行目には、会社の名前と応募した職種を書きます。締切や選考の段階は、エントリーの記事の表で管理し、会社のページには写しません。同じことを二か所に書くと、片方だけを書き換えて食い違うからです。
応募の理由欄1
業界の理由と会社の理由を分けて、骨組みで書きます。つながる場面を、共通のページの名前で添えてください。
材料は、志望理由が思いつかないときの記事の手順で集めます。ESに書く手順は、ESの志望動機の書き方の記事を参考にしてください。
150問では、Q106(なぜ当社か)とQ117(当社でなくてもできるのでは)で練習しましょう。
調べたこと欄2
企業研究のやり方の記事で作る表から、この会社の欄を写すか、表の置き場所を書きます。どこで知ったか(資料の名前や日付)も、一緒に書き写しておきましょう。
説明会で聞いたこと欄3
説明会や座談会のあとに書いた記録を、貼るか写します。OB・OG訪問やインターンシップで聞いたことも、この欄に足してください。記録の欄の作り方と、記録からQ110に答える手順は、会社説明会・座談会の準備と聞き方の記事にまとめています。
出した書類の控え欄4
出したエントリーシートや履歴書の控えを挟みます。ファイルなら、置き場所を書いておきましょう。控えの残し方はESの書き方の基本の記事に、前日に読み返す手順は面接の前日から結果の連絡までの記事にまとめています。
逆質問欄5
質問の候補を書き、面接で聞けたものに印を付けます。次の段階の面接では、印の無い候補から使いましょう。作り方は逆質問の記事に、練習は150問の逆質問対策の5問(Q131〜Q135)にあります。
面接のあとの記録欄6
面接を受けるたびに、日付と段階を見出しにして、記録を下に足していきます。書く欄には、面接の前日から結果の連絡までの記事の振り返りの記録を使ってください。段階が進んだときの使い方は、一次・二次・最終面接のちがいの記事にまとめています。
書き方の例:会社のページ
一行目:株式会社〇〇/〇〇職
応募の理由:会社の理由は〇〇の仕組み。つなぐ場面は「ガクチカ」のページ
調べたこと:企業研究の表の三つの欄を写した(採用ページ、〇月〇日)
説明会で聞いたこと:〇月〇日の個別説明会の記録
出した書類の控え:〇月〇日に出したエントリーシート
逆質問:候補は三つ。一次面接で聞いた一つ目に印
面接のあとの記録:一次面接(〇月〇日)。二次面接の記録は、この下に足す
面接対策150問は、ノートとどうつなぎますか?
使う機能は三つです。面接対策150問は、30のテーマに5問ずつ問いをまとめたツールです。ノートとつなぐ機能を、印刷・見本を隠した練習・準備OKの順に説明します。
テーマで絞り込んで、印刷する
テーマを開く最初に
ページの上の「テーマ」の欄か「テーマ一覧」から、共通のページで使うテーマを開きます。そのテーマの5問だけが表示されます。ガクチカのテーマなら、ガクチカ(Q26〜Q30)のリンクから直接開けます。
「印刷 / PDF保存」を押す5問が表示されたら
ページの上の「印刷 / PDF保存」を押すと、ブラウザの印刷の画面が開きます。紙のノートなら、そのまま印刷してください。ファイルのノートなら、印刷の画面でPDFとして保存する方を選びます。
共通のページの後ろに挟む印刷したら
紙は同じテーマの共通のページの後ろに挟み、PDFはノートのファイルと同じ場所に置きます。
メモ
印刷すると、隠していた見本も開いた状態で出ます。準備OKのチェックや絞り込みの欄は、印刷には出ません。1問だけを印刷するときは、カードの下の「この1問のリンク」でその問いだけを開いてから押してください。
見本を隠して答え、足りなかったことを書き足す
「見本を隠して自分で答える」は、ページの上にある切り替えです。入れた状態では、カードの見本が隠れます。練習は、次の順に進めましょう。
- 共通のページの骨組みだけを見て、声に出して答える
- 「まず自分で声に出して答えてから、見本を開く」のボタンを押す
- 開いた見本と「話の組み立て」を読み、自分の答えと比べる
- 自分の答えに足りなかった要素を一つだけ、骨組みに書き足す
見本は、想定した一人の学生の答えです。言い回しは写さないでください。声に出す練習の進め方は、面接で緊張したときの準備の記事にまとめています。
準備OKを付けた日を、ノートにも書く
答えられた問いには、カードの「準備OK」にチェックを付けます。付けた数が出るのは、画面の上と、テーマ一覧のテーマごとの欄です。テーマごとの数で、どの共通のページの練習が残っているかがわかります。
チェックは、使っている端末のブラウザに残る仕組みです。別の端末で開くと出ず、印刷にも出ません。共通のページの問いの番号の横に、チェックを付けた日を書いておきましょう。
面接の前日と、終わったあとにノートを使う
面接の前日は、どのページから開けばいいのでしょうか。答えは、その会社のページです。
会社のページを上から読み、応募の理由の欄で名前を挙げた共通のページを開きます。そのページの問いのうち、準備OKの日が書かれていない問いから、150問で声に出して答えましょう。前日の準備と振り返りの全体は、面接の前日から結果の連絡までの記事にまとめています。
終わったその日は、会社のページの欄6に記録を書きます。そのあと、ノートに次の二つを足してください。
詰まった問いを共通のページに戻す記録を書いたら
詰まった問いが共通のページの問いなら、そのページの骨組みに、言えなかったことを書き足します。数や時期を聞かれて迷った場面は、場面の一覧の数と根拠を確認し直しましょう。
ほかの会社のページと見比べる最後に
書き足した共通のページを使うほかの会社のページがあれば、応募の理由の欄とずれていないかを読み返します。
準備ノートができたかを確認すること0 / 6 完了
編集部
会社のページの空いた欄は、次にやることの目印です。面接の案内が来た会社のページを順に開いて空いた欄を見比べ、その週の準備を決めてくださいね。
質問と答え
面接対策150問の見本を、ノートに写してもいいですか?
言い回しは写さないでください。見本は、想定した一人の学生の答え方の例です。ノートに書くのは、組み立ての順番と、自分の答えに足りなかった要素だけです。答えの内容は、場面の一覧にある自分の経験から書きます。
応募した会社のすべてに、会社のページが要りますか?
会社のページは、面接の案内が来た会社から作ります。エントリーしただけの会社は、締切と選考の段階を管理する表に書いておきましょう。案内が来た時点で、ページを作ります。
準備OKのチェックが、別の端末で開いたら付いていませんでした。
チェックは、使っている端末のブラウザに残る仕組みです。別の端末やブラウザでは出ないので、ノートに書いた日付を見ながら付け直してください。
次に読む記事として、面接の前日の準備と、共通のページに入れる問いの選び方の記事を紹介します。
この記事の内容を、自分の場合に当てはめて相談したいときは、ページの下の案内から申し込めます。